リマーケティングの効果を最大化する3要素と基本の4軸
リマーケティング/リターゲティング(Remarketing/Retargeting;リマケ/リタゲ)広告は今や、「必須」のWEB広告となりました。
しかし、
リマーケティングはただやればいいってもんじゃないです。
やりっ放しにすると、ストーカー広告だのなんだのと広告出稿側に悪印象を与えかねません。
もちろん、する/しないでいえば、
リマーケティング広告をすれば獲得は増えます!(当たり前ですケドw)
その上でリマーケティングに対する考え方に、
ちょっとした "スパイス" を与えてあげるともっといいモノに仕上がります。
リマーケティングを最大化する3つの要素
リマーケティングの効果を最大化するために必要な要素は3つ。
- ストーリー(全体の導線設計)
- デザイン(バナーや飛ばし先ページのデザイン)
- 媒体選定(リマーケティング広告を載せる媒体)
そして、
3つの要素を踏まえリマーケティング全体の絵を描くことを、
リマーケティングデザイン と呼んでいます(勝手に。非公認。)
リマーケティングデザインのデザイン力は、担当したデザイナーに依ります。
デザイナーは自ずと全体プロモーション/サイト構成を抑える必要があるので、サイトが大きくなればなるほど専門職として成り立つ程のスキルが必要になります。
それくらい、本気で取り組もうと思ったら結構大変なんです。割とマジで。
リマーケティングデザインの具体例
さて、
上みたいのな抽象的なことばかり書いてもよくわからないので、でぶててが考えているリマーケティングデザインの一例を紹介します。
基本の4軸
リマーケティング!フォースディメンション!!!!!
(邦訳:リマーケティングを考えるうえでの基本の4軸。最低限抑えたほうがいいと思っている部分です。)
(説明)
x軸 … 離脱日数 = サイトを離脱してからの期間
y軸 … サイト階層 = どのページに訪れたか?
z軸 … 流入元 = どの媒体/掲載元から訪れたか?
横断軸 … 流入回数 = 何回そのサイトに訪れたか?
この4点、特にxyz軸については重要です。
ということで、さぁ、一緒に!
リマーケティン・・・(以下省略)
最大化のための思考フロー
4軸を踏まえて、リマーケティングを最大化するために確認すべき最低限の項目(漏れがあるかもしれないので、気づかれた方はご指摘いただけると泣いて喜びます。)
- どのページを見て離れた?
- どのプロモーションで?
- どの媒体/配信先から?
- どのページに?
- どのバナーやテキストを見て or クリックして?
- 広告を何回見た?
- その訪問でそのページに何回目?
- 使っているデバイスは?
- サイト内行動は?(直帰? CVした?など)
まとめて書くと、
「どのページ(自社サイト内/デバイスを含む)」を見たユーザーが、
「どのサイト(媒体/媒体の配信先)」の
「どの広告(バナー/テキスト)」を「何回見て」から
最終的に、「どの広告」をクリックして、
「どのページ」に再訪問した際に、
その訪問が「何回目の訪問」になったのか?
また、訪問時に「どういう行動」を取った?
となります。
解決するツールは、ある。
GoogleAdwordsでいえば、
ディスレプレイキャンペーンオプティマイザー(DCO;Display Campaign Optimizer) があります。
詳しくは、
Adwordsヘルプ、事例 のご確認を。
また、DCOリリース時にの掲載ブログはコチラ。
- Google AdWords、ディスプレイキャンペーンオプティマイザーが全てのアカウントで使用可能に。 | SEM-LABO
- ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー(通称: DCO)が全てのアカウントで使用できるようになりました | グーグル アドワーズ ラボ
大前提はお忘れなきよう
ユーザーが初めての訪問で、即・コンバージョンしてもらえる努力をすることが大前提です。
その大前提を忘れて、リマーケティング施策に頼るのは怠惰と言わざるを得ません。
自分がユーザーの立場だと、
見づらかったり重かったり、セキュリティに不安があったり、評判が悪かったり・・・
マイナス要素が多いと購入したり、申し込んだりしませんよね?
その状態でいくらやっても効果は上がりづらいです。
WEBプロモーションと同時にサイト施策を継続的に行わなければ、上がるもんも上がりません。偉そうに書いてますけど、書いているでぶてて自身が忘れがちになっているときがあるので、努々忘れぬようにしていることです。
考え方の一助になればと思います。
でぶてて