タグマネジメントツールが可能にした、5つの事例
久しぶりの更新。
頭が悪そうなタイトルでごめんなさいwタイトルの反応が悪かったの今どきのに変えましたw
最近、聞かれることが最も多いのが、このタイトル(結局、タグマネジメントツールって何ができんの?)のことです。
事例がないと進まないのは『日本らしい』そうです(ソース:某海外の会社の人)
が、日本人ですもの。
ないと不安ですもの。
そりゃー聞きますよ。あるなら、参考にしたいわけですよ。
ということで、
未導入の方、提案書を作ってる途中の方、タグマネジメント?何それおいしいの?という方の参考になれば。
※本記事では、技術的な話は一切書いてないです。
※タグをまとめて、監視&管理。という基本的機能についての説明は省略。
<目次>
- 事例1.ページの読込速度アップ
- 事例2.Googleアナリティクスとの相性がすこぶる良い
- 事例3.重複CVを避けることができる
- 事例4.電話CVを簡単に、どの媒体でも設定できる
- 事例5.リターケティング広告の強化
- でぶててサポート中!
事例1.ページの読込速度(ページスピード)アップ
タグ1個からでも、タグマネジメントツールを使ったほうが読込速度が速くなる。というのは意外と知られていない。WEBプロモーションを多方面に打っている会社さんであれば、タグの数を相当数になっているのでより効果・大です。
でぶてての社内実験では、3.3倍速くなりました。
※読み込み速度(ページスピード)の高速化については、鈴木さんのブログを一度ご覧ください。意外と忘れられがちですが、どんなに良いページも表示されないと意味ないですよ?
最低2秒、目指すは1秒以内。ウェブサイトを高速化するためのTIPS at #SMX Advanced Seattle 2012 | 海外SEO情報ブログ
事例2.Googleアナリティクスとの相性がすこぶる良い
Googleタグマネージャーに限っての話ですが、こんなこともできるようになったのか!と感動するレベルで相性が良いです。
例えば・・・、
- イベントトラッキング
- フォーム計測(簡易EFO)
- クロスドメイントラッキング
- コンテンツグループの追加
- カスタムディメンション/指標の追加
今までとは、比べものにならないくらい設定&テスト時間が短縮されています。
Googleさん、ありがとう!
※GTMについては、アユダンテ社のコラムを。技術的な側面を含め、本当に参考になります。
Google Tag Managerのコラム|アユダンテ株式会社
事例3.重複CVを避けることができる
Yahoo!タグマネージャーの公式サイトでは、『ラストクリックアトリビューション』ができるように!と書いてあるけども、直前の媒体のみのコンバージョンのフラグを立てることも、その逆(初回接触)を優先することもできます。また、特定の媒体にコンバージョンを寄せることも技術的にはできます。
ただ、コンバージョンをどこに寄せるかはアトリビューションをどう定義するかにもよります。
アトリビューションとは関係なくコスト削減効果として、アフィリエイトやポイント媒体の重複コンバージョンは確実に減らせます。
事例4.電話CVを簡単に、どの媒体でも設定できる
AdWordsでも、Yahoo!プロモーション(有料検索)でも、
- 特定のタグを電話番号を設置している全ページに設置し、
- 電話番号(テキスト/画像)のソースにコードを追加する
必要があり、制作側に負荷がかかるわけですが、タグマネジメントツールがあれば設置時間が大幅に短縮されます。
だけでなく、
どんな媒体でも計測できるようになります。
もちろん、スマホのみですケド。
※電話コンバージョンの重要性と注意点については過去記事を。
http://tetesuke.hatenadiary.jp/category/%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E8%A8%88%E6%B8%AC%EF%BD%9CCall%20Conversions
事例5.リターケティング広告の強化
一般的なリターケティング広告は、ページURLを指定してそのページを訪問したユーザーに広告を配信できますが、タグマネジメントツールを使うと、ユーザーのサイト内行動やユーザー環境(ログ情報)に基づいて広告を配信できるようになります。
例えば・・・
- 滞在時間
- ページスクロール度合
- ページ遷移
- 会員のログイン/ログオフ
- アクセス時間や曜日
- 訪問回数
- デバイス
- キャリア(回線の種類)
など・・・。
先日リリースされたGAリマーケティングのスマートリストの活用が、理想的です。ただ、Googleネット―ワーク以外には使えないため、他のリターゲティングでは自社でユーザー属性に合わせてユーザーリストを構築する必要があります。そのためにも、タグマネジメントツールはリターゲティングの機能強化ツールとして必要不可欠です。