でぶててのWEB録

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【SEM】議論が絶えないアカウント構成法(1広告グループ×1キーワード)

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アカウント構成に議論は尽きません。
知っておくべき構成法はあると思うのです。


1広告グループ1キーワード

アカウント構成は、代理店や運用者のレベル/経験値/運用方針/クライアント意向によりさまざまです。
一概に「このアカウント構成法がベスト」とは断言できませんが、帰着点はあります。

「1広告グループ・1キーワード」 という構成法です。
※よく言われる時間/工数に関して無視して、純粋にアカウント構成という点において。

なんか良い名称がないものか考えた結果、
「1×1法」(読み方:ワンワンホウ)と名付けます。ました。
明日にはWEB担フォーラムの中の人とかトッププレイヤーの人がわんわん言ってくれるわん。


1広告グループ1キーワード(1×1法)について記載のあるページ

検索にひっかかったページの一覧です。
それぞれのページに書かれる前に、
十分に議論があったことは言うまでもないでしょう。


上記のページを踏まえて、メリット/デメリットをざっくりまとめました。
(それぞれの根拠はページに書いてありますので、見てくださいな^^)

<メリット>
・ニーズ≒検索クエリのため、広告文を調整することでニーズマッチの精度を上げることができる。
・広告品質(QS)を上げることができる。
・キーワード挿入機能を使うよりもCTRを上げやすい。(うちでも実際に上がりました)
<デメリット>
・アカウント構築や運用の際に、非常に時間/工数がかかる。

メリット&デメリットのバランスとは思いますが、、、
CTRを上げ、最終的に売り上げにつながるのであれば、
時間/工数が多いにあるのであれば1度トライしてみてはどうでしょうか?


実際の運用と効果について

でぶててがいる会社(代理店)では全アカウント(クライアント)、
1広告グループ1キーワードの構成を
一定のロジックに基づいて設計/構成/運用をしています。

でぶててが実際に運用した経験で言うと、
一般的なアカウントの構築法(類語をグループ単位でまとめる方法)に比べると、、、

  1. アカウント設計時間は、2倍以上。
  2. アカウント構築時間は、1.5倍程度。
  3. 運用工数は20%ぐらい減少。(効率的に運用/メンテナンスができる)
  4. カニバリ(キーワードの食い合い)が起きない。(※設計力と構成次第)
  5. 検索クエリ単位の傾向把握が容易になる=レポートにかける時間が減少。
  6. 除外キーワードのメンテも簡単。
  7. 入電計測はこのアカウント構成法以外では対応できない。

総合的には運用レベルを維持/上げつつ、
運用時間を減らすことができていると、
でぶてては実感しています。(%や倍数は感覚値です)


アカウント構成次第で、成功するかどうかは8割は決まる

大げさかもしれませんが、
リプレイスした(他社の担当者から自社に運用を変えてもらった)ときに、
アカウント構成を変えただけでCPAは下がってきました。
流入検索クエリはほとんど変わらないにも関わらず。

アカウント構成こそが運用者のスキル/ノウハウの礎であり、
運用者の思想が反映されます。

逆にいうと、
アカウント設計/構成を含めたスキルがなければ、
上がる売り上げも上げられないと思っています。


先にも書きましたが、
サイト構成・商品量・リソース・考え方・・・もろもろの影響値を考えれば、
アカウント構成に『解』はないです。


ただ、一つの帰着点があるのだと、
こういう方法で運用している担当者もいるのだと知ってもらえればと思います。



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