でぶててのWEB録

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【まとめ】GDNサービスメニューを新卒向けにまとめてみた

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※図1:カタカナ語と戦いながら心が折れそうなSEM担当者


GDNのメニューは説明されてもよくわかんなかった(´・ω・`) ―― 某代理店のT氏

そう呟いたT氏を救うべく、
GDNの今ある(13年6月19日現在)メニューとディスプレイネットワークについて整理してみた。

※メニューが一通りそろったため、【決定版】を投稿しました。(15.05.13)tetesuke.hatenadiary.jp

止まることを知らないGDNのサービス細分化

コンテンツターゲットから始まり、プレースメント、リマーケティング・・・とGoogleネットワークの細分化に取り組んでいるGoogle社。
が、しかし!

わかりにくいったらありゃしない。

ということで、まずは概念図を。
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※図2:GDN概念図


Googleはディプレイネットワークを、
「面(サイト)」「人(ユーザー)」の2つの側面からカテゴライズしている。
※広告が配信される場所はもちろん、「面(サイト)」内にある広告枠。


コンテンツターゲット(Contents Target)は、「面」に掲載されているキーワードを軸に広告を配信するもの。
トピックターゲット(Topic Target)は、複数の「面」をカテゴライズしたもの。
プレースメントターゲット(Placement Target)は、特定の「面」を指定するもの。
インタレストカテゴリマッチ(Interest Category Match)は、「人」が閲覧した「面」に興味があるものとしてカテゴライズするもの。
リマーケティング(Remarketing)は、特定の「面」に来訪した「人」をカテゴライズするもの。


ここで、図をもう一回見てみてください。"なんとなぁく"はわかりませんか?わかりませんね。はい。(オイ


そもそもディスプレイネットワーク(DN)とは?


ディスプレイネットワーク(DN)とは、

キーワード検索結果画面以外のブログ(ameblo, seesaa)やサイト(Yahoo!知恵袋、mixi)、WEBメール画面(Gmail)、動画サービス(youtube, dailymotion)など・・・広告枠がある「面」(媒体と呼ぶ)を束ねた広告のネットワークを指す。


Googleのネットワークを、Googleディスプレイネットワーク(GDN)
Yahoo!のネット―ワークを、Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN) と呼ぶ。

他にも、MicroAdなどの業者もありそれぞれが独自のネットワークを持っている。
※複数のDNに広告枠を提供しているサイトやブログもある。媒体側でDNを選定でき、広告枠の場所/サイズを変更するのも自由なため。

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(例)ネタフル



GDNメニューを分解説明!

では、もう少し深堀りして説明を。
どのターゲット方法が良い/悪いではなく、自社商品/運用方法にあった形で使うのがベター。
また、ターゲット方法の掛け合わせもできるため、商材にあったターゲットのみに広告を配信することもできなくはない。(当たるかどうかは別として)

コンテンツターゲット(Contents Target:CT)

入稿したキーワードをコンテンツに含むサイトへ広告を配信する。

(注意点)
  1. キーワードマッチを指定できるが、どのキーワードマッチを指定しても「部分一致」として処理される。
  2. キーワード単位で配信サイトが異なるので、キーワード単位で広告グループを組むことが望ましい。
  3. コンテンツ内のキーワードと入稿キーワードの関連性、親密度、類似性、テキスト構造を分解して配信サイトが決まるため、必ず配信サイトを確認したり、他のターゲットと併用したりすることで精度を高める必要がある。

トピックターゲット(Topic Target:TT)

Google社が「面」をカテゴライズしており、そのカテゴライズされたグループ(カテゴリー)に対して広告を配信する。
※トピックカテゴリ一覧はコチラ

(注意点)
  1. カテゴリを複数選択し配信することができるが、一つ一つのサイトが複数のカテゴリに属していることが多いため、ユーザーがサイトを見たときにどのカテゴリとして配信されたかはわからない
  2. 別のターゲット方法をメインのターゲット方法として「どういったカテゴリに配信されているのか?」を確認するためには、トピックターゲットを設定しなければそのデータを取得できない。
    例)リマーケティングの配信先カテゴリを確認する場合。
(その他)

管理画面では日本語で表示されるがAdwordsEditorだと英語で表記されている。
インタレストマッチカテゴリ(ICM)がEditor上でも日本語で表記されるのに対して、

  1. 英語で表記されている。
  2. インタレストマッチカテゴリ(ICM)よりもカテゴリ数が多い。

2つのことからアメリカ本国で追加されたものと一緒じゃないのかなぁとか勝手に推測してるw


プレースメントターゲット(Placement Target:PT)

特定の「面」に対して広告を配信する。

(注意点)
  1. 4階層以下のページは指定できない(ex. http://www.abc.com/abc/abc/abc.html)
  2. 指定できない面もあるようなので全部が全部できるわけではないのでその点は注意。実際に管理画面で指定をして弾かれるかどうかを確認すること。
  3. CVが獲得しやすいサイトは競合と被ることが多いため、CPCが高くなりがち。

インタレストカテゴリマッチ(Interest Category Match :ICM)

カテゴライズされた「面」を閲覧したユーザーが、そのカテゴリに興味があるものとしてカテゴライズされ、カテゴライズされた「人(ユーザー)」に広告を配信する。
※ICMカテゴリ一覧はコチラ

(注意点)
  1. ユーザーは複数のカテゴリーを持っているが、そのカテゴリへの興味が浅い/深いまではわからない。
  2. まったくカテゴリを持たないユーザーには配信されない。
(その他)

一度、自分がどのようにカテゴライズされているかを確認してみよう!
http://www.google.com/settings/ads

興味/関心 の属性がICMへの配信カテゴリとなる。


リマーケティング(Remarketing:RM)

自社サイトに来訪したユーザーに対して広告を配信する。自社でユーザーを自由にセグメントできる唯一の方法。

リマーケティングを配信する方法は2種類あり、
・Adwordsのアカウントで発行できるリマーケティングタグを使う方法(Adwordsリマーケティング)
・Googleアナリティクスのデータを使ってリマーケティングする方法(GAリマーケティング)
と呼ぶ。

(注意点)
  1. リマケタグのCookieを元にユーザーリスト(カテゴリ)を作るので、設計力が必要。
  2. Cookieの保持期間の最大値は、540日間。
  3. Googleアナリティクスタグを使ったリマーケティング(GAリマーケティング)は、Adwordsのリストに同期するまでに最大72時間かかる。
  4. 直近の離脱ユーザーへ広告を配信するには、Adwordsリマーケティングを使ったほうが無難。

何事もまずは理解から。

実際の手法については全く触れてません。
サービス理解なくして、基礎の理解なくして、先の成長は望めないと考えているためです。

この記事はリアルにこれから業界に入る人向け、今いる業界人の復習の糧になればと思っているのでコメントやご指摘などがあると嬉しい限りです。



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