でぶててのWEB録

PPC広告とか!タグマネジメントとか!WEB解析とか!だいたいそこらへん。

【まとめ】新卒向けにキーワードについて語ってみる

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※画1:入稿キーワードの調理法を考えているフリをしているSEM担当者


調子に乗って第二弾。
SEMの基本の「ほ」ぐらいのキーワードについて。


検索連動型広告という名の所以

今や、WEBと「検索」とは切り離せない関係にある(少なくとも2013年現在は)。
「探す」「調べる」といった人間の能動的な欲求を満たすWEB上の行動として、「検索」がある。

それに対して「検索結果」という解を返し、
それがユーザーの欲求の回答となり得ればその行為は止まる。

ユーザーの意図にそぐわなければ、「検索」という行為が続けられる。

検索連動型広告は、その欲求に対して一つの解を「有料の広告」として提示できるものであり、「検索連動」型広告と呼ばれるのである(`・ω・´)キリッ

入稿キーワードとキーワードマッチ、そして検索クエリ

検索連動型広告(以下、リスティング広告。リスティング広告のほうが一般的な呼称)では、
その「検索」の際に使う「検索ボックス」に入力されるキーワード(検索クエリ)との一致性を高めることで出稿する広告文を決めることができる。

一致性を高めるために、
検索エンジンの大手二社(GoogleAdwords、Yahoo!リスティング)の管理画面で「(入稿)キーワード」と「キーワードマッチ」をセットにして入稿することで広告主側は「どの検索クエリに対して、どの広告を出すのか」を決める。


キーワードマッチ4種類と形態素解析

キーワードマッチと形態素解析を知ることは、リスティング広告上の武器の使い方を知ることと同義です。武器そのものを知っていてもその使い方を知らなければ意味を為さないデス。
分かりづらい部分には間違いないので、まとめ→詳細説明の順に書きます。

キーワードマッチについて

わ、わかりやすくまとめてみましたっ!
と言っても、著名な方々が書いているものと考え方は一緒です。
(色のセンスがないとか言うツッコミはなしで。自他ともに認識済みw)

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※図1:キーワードマッチの概念図

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※図2:機能性まとめ



以下、キーワードマッチの詳細。

完全一致

入稿したキーワードと完全に一致する検索クエリとが一致した場合に広告を表示する。
Yahoo!では類似キーワードの一致も自動的に含むが、Googleでは選択できる。

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図3:完全一致の例

※類似キーワードの拡張
「犬」と完全一致で入稿した場合に、「いぬ」「イヌ」の文字列違い、「inu」の打ち間違いなどを迷惑にも親切にも対応してくれる機能。


フレーズ一致

入稿したキーワードと、入稿したキーワードを含みその前後に入稿したキーワードとは別の検索クエリがある場合に広告を表示する。
完全一致同様、Yahoo!では類似キーワードの一致も自動的に含むが、Googleでは選択できる。

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図4:フレーズ一致の例


部分一致

部分一致と呼ぶけども、実際の振る舞いを考えると「拡張一致」と認識した方がわかりやすいデス。
入稿したキーワードがシステムにより単語分解されたあと、単語それぞれがその単語もしくはその単語に近しい単語を検索クエリに含む場合に広告が掲載される。

この「その単語に近しい単語を検索クエリに含む場合」も表示されることが「拡張」の所以。
どういったキーワードに拡張されるかを調べるには、前もってGoogleやYahoo!のキーワードツールでキーワードをセットする際に部分一致のまま調べてみましょう。

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※図5:Googleキーワードツールでの選択方法

「そう来たんかっ!」「そこに拡がるんかーいっ!」と、ツッコまざるを得ないときもしばしばありますのでご注意をw


絞り込み部分一致

拡張する部分一致を制御するキーワードマッチ。入稿キーワードの単語節の頭に「+」(半角プラス)を付けることで適用される。
入稿したキーワードを含む(類似拡張もあり)検索クエリの場合に広告を表示する。

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図6:絞り込み部分一致の例



形態素解析について

SEM INSIGHTさんのブログでも紹介されている形態素解析。キーワードマッチを理解する上では必要不可欠。

Google(Yahoo!はGoogleの検索エンジンを借りている)は検索クエリを単語単位に分解して、その単語群とサイトの一致性・関連性が高いページを検索結果として返す。リスティング広告の検索クエリの表示画面では形態素解析が行われた結果を返しているので、自分が入稿したキーワードがどういう結果となっているかを知っていて損はないはず。


どのキーワードマッチの組み合わせが至上なのか?

いつもの記事の締めと一緒ですが、これがベストの組み合わせだZE☆! みたいなものはありません。
予算、誘導したいサイトのページ数、サイトに対応するキーワード数、アカウント構成により様々です。運用のプロとなれば、予算感や狙うべきキーワード群を直観的にわかるでしょうから直球勝負もできるでしょうし、商材理解が深ければ変化球を投げることもできるでしょう。

サイトと自社の運用方法とを照らし合わせて、自主の方法論を確立してもらうための一助になれば幸いです。




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