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でぶててのWEB録

PPC広告とか!タグマネジメントとか!WEB解析とか!だいたいそこらへん。

【考察】エンハンスト&ユニファイド化でスマフォのみの配信はできるのか?

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※(画像)敵の襲来に備えるSEM担当者たち


どこのエージェンシー/インハウス担当者も頭を抱えてるだろう、このこと。

もれなくうちも抱えているわけで。

ただ、どうにか効率よく管理しなけば工数ばかり増えてしまう。
ストレスも増えるし、禿げていくし、
しまいには、発狂してバーサーカーになりかねない。

・・・

ということで、考えうる範囲で検証してみたい。
※あくまで可能性の話で、保証はしません。
※手動調整で、という前提で。自動調整とのハイブリッドではようわからんので。
※定義屋なので条件付けが多いッス。


条件

PCでの獲得を狙う場合(PCも積極的に運用する場合)、

条件1:PCキャンペーン と スマフォキャンペーン(もしくはアカウント単位)とで分ける。

条件2:PCキャンペーンでは、スマフォ配信を -100% とする。

このとき、
PCキャンペーン、スマフォキャンペーン(もしくはアカウント)の任意の広告グループのそれぞれの入札単価を PB1、PB2 とする。
※任意の広告グループ内のキーワードは同一とする。

また、QSが全く一緒であるとき

条件3:PB1>PB2

を満たす必要がある。


逆に、PCでは獲得を狙わない場合は、

条件4:PB2だけ(スマフォ用のキャンペーンを作る)でもいい。

ただし、PB2の入札単価がPCの入札単価でも上位に食い込む可能性があるため、PB1<(超えられない壁)<PB2のように乖離が大きいと現実的ではない。


スマフォの入札調整比率はPCの4倍まで?(数学的な証明)

さて、ここでおさらいを。

入札価格 =
PB × (100% + スマフォの入札調整) × (100% + エリアの入札調整) × (100% + 時間の入札調整)

この場合のスマフォの最大入札可能な単価を調べてみる。


以下、証明。
――――――――――――
スマフォの入札調整比率を y(-1.0≦y≦3)、
スマフォで狙う入札単価を a とする。

このとき、
PB1>PB2 を満たす必要があるが、(100% + エリアの入札調整) × (1.0 + 100% + 時間の入札調整)をPB2に掛けた値もPB1を超えてはならないので、

条件5:PB1>PB2×(100% + エリアの入札調整) × (1.0 + 100% + 時間の入札調整)

となる。

スマフォの入札を最大限にするための比率の証明であり、エリア/時間とに区切る必要がないため、
(100% + エリアの入札調整) × (100% + 時間の入札調整)=(1.0+z)と書き換える。(zは入札調整比率を100で割った値)

上式より、条件5は下記のように書き換えられる。

条件5':PB1>PB2×(1+z)

ここで、
yの最大値である3、条件5’、を公式に代入する。

b=PB2×(1+3)×(1+z)
b<4PB1

よって、

スマフォの入札単価(b)は、
いかなる条件でも PC入札単価(PB1)の4倍未満でしか 入札ができない。

と、証明できる。

――――――――――――
証明終わり。


スマフォ別配信は、"本当に"できないのか?

ここで本題に戻る。
前項でPCの4倍未満までであれば、スマフォの入札ができることがわかった。

この項の答えは、「できなくもない」
ただし、システム上PC配信は免れないためキャンペーンを分けるといった考え方で書きます。


(例1)
PB1=¥80、PB2=¥60、狙うべくスマフォの単価が¥200 → OK!

(例2)
PB1=¥100、PB2=¥80、狙うべくスマフォの単価が¥350 → OK!


※(例2)のみ解説。
PB1=¥100、狙うべくスマフォの単価が¥350
PB2=¥80 だと狙った単価が4.375倍なので、スマフォの入札調整のみでは無理。
しかし、
PB1は、PB2の1.25倍。
すなわち、
エリアや時間の入札調整比率が+24%までは許容されるので、

PB2(¥80)×4.0(スマフォ)×1.1(エリアor時間)=¥352

となり、狙った入札単価へ調整できる。


キャンペーンを分けるの?分けないの?今でしょ?

スマフォ(優先)キャンペーンとに分ける、メリット/デメリットを分けて考えます。

<メリット>

・PC、スマフォ(優先)の数値とがキャンペーン単位で管理できるため今までの管理方法と違わず可能。
・キャンペーン数を減らすことができる。
・時間帯/エリア入札をデバイス単位で調整できやすくなる。

<デメリット>

・条件5'を満たさなくなった場合、スマフォ(優先)キャンペーンでもPC向けに広告が表示される可能性がある。
・キャンペーン数が増えてしまう。
・時間帯/エリア入札をデバイス単位で指定できない(PCのみを除く)


アカウントや入稿キーワード、アカウント内での検索クエリの流れ方、プロジェクトの方針、予算額もろもろに依るため、「こっちがオススメだよっ!」とはオススメできません。


元は正せば、
手動ではなく半自動でのコントロールにするほうが運用工数と費用対効果とを天秤にかけたとき、最大とは言えずとは譲歩できる範囲での成果へ導くことはできます。この仕様変更(エンハンス/ユニファイド化)は運用者泣かせ極まりないため、運用者の最小の工数で最大の効果を上げる運用方法の「最適解」を探す必要があるでしょう。


この変更がエージェンシー/インハウス問わず、実力が試されるときかもしれませんね。




でぶてて




(追記)
ヒトリゴトですwww
もしかしたら・・・の番外編。
1)PB1がFPBにひっかかるようなキーワードのほうがやりやすいかも?PCにはほぼ配信されなくるので。あえてひっかけるというのも・・・
2)PCだけQSを低くできるようならもってこいだろうけど・・・
3)スマフォの希望単価を打てば、入札比率をそれぞれいくつにすればいいかを公式から簡単に算出できる。ブログが長くなったので省略。気になる人はメッセください。

copy right 2012 でぶてて